imato

2022/02/04 08:46


思い返せば、僕が「ミラツク」に関わらせてもらうようになったのが2016年。そして、ミラツクが毎年12月23日に開催している「ミラツクフォーラム」のトークセッションのアーカイブは、まさにこの2016年からスタートしました。
この書籍は、2016年から2019年に開かれた4回のフォーラムで、70人の登壇者の方々が繰り広げた33のセッションを収録したものです。なんと672ページ。立ちます。重いです。当時は本になるなんて思いもよりませんでしたが、とにかくさまざまな分野の先端をいく方々が集まって、ある問いについてセッションを重ねていくと、そこには毎回いくつもの世界の秘密のようなものが浮かび上がってきて、僕という人間は、まちがいなくその影響を受けて形づくられています。
この本の中には、たくさんの人生の、その人だけの体験を通して生まれた言の葉が、これでもかというほど記録されています。きっと、どんな分野の方が読まれても、ピンとくる内容がどこかに潜んでいるはずです。
こちらから購入できるそうなので、ぜひ覗いてみてください。


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目次
MIRATUKU FORUM 2016
●集合知の力と社会進化としてのソーシャルイノベーション ●新たなライフスタイルを支える未来の創出 ●女性経営者が生み出す新しい組織のあり方 ●従来の高齢者施設の発想やルールは一切無視。高齢者住宅から始まる、誰もが暮らしやすい社会を実現するプラットフォーム ●なぜデザインが大事なのか、僕らで話してみよう。ソーシャルとデザインマインド談義 ●「地域を元気にする視点」って? 都会と地方の多拠点で活動しているからこそ見える、地域の今と未来 ●連携する適材適所がイノベーションを生む。個の力に回帰するオープンイノベーションと企業の未来とは? ●コレクティブでいること自体がインパクト? ミラツクが生み出す新たな社会の可能性について ●企業という存在がもっと進化するために、何ができるだろう。企業だからこそ生み出せる社会価値とソーシャルイノベーションとは?
MIRATUKU FORUM 2017
●社会の進化を促す「アウェアネス」とソーシャルイノベーション ●移行期の違和感や不快感をホールドした先に、新しい「インテンション(意図)」が生まれる。未来共創を実現する企業とは? ●100年ライフにおける都市と地域を、どうデザインすればいいんだろう。 ●先進モデルから学ぶ、これからのコミュニティデザイン ●「株式会社沖縄の人事部として」沖縄の次世代のリーダーを育成する「Ryukyufrogs」とは? ●私の「やりたい」はなんだろう。一人ひとりのマインドセットから始まる「ソーシャルイノベーションの未来」 ●テクノロジーの進化は「人と人のつながり」が鍵となる。テクノロジーの未来と社会デザイン ●一人ひとりが空間や働き方のオーナーシップを取り戻すために必要な「揺らぎ」とは? 「未来が求める働き方と場のデザイン」 ●既にある未来を実現するために、ミラツクはどんな組織になっていけばいいだろう?
MIRATUKU FORUM 2018
●未来社会デザインとソーシャルイノベーション。「I」が未来を切り拓き、「間」からイノベーションが生まれる ●人類の未来と未来社会のデザイン。テクノロジーと人類の進化の「幸せな関係」を考える ●知の循環と未来社会のデザイン。「知」を次世代につなぐには ●まち(=場)はつくるのではなく、生成されるものだ。まちで起こっているイノベーションと、その先の未来 ●忍者か? 武士か? それぞれの得意を生かして認め合う、これからの人材育成のあり方 ●「ないなら、創る」から始まった「株式会社リバネス」は、今も未来を創り続けている ●新たな事業を生み出す人たちが語った、「始め方」や「広げ方」の極意って? ●情報と知恵、そして人の可能性の第一線で見えている「未来」について話そう。
MIRATUKU FORUM 2019
●未来をより良くしていくために。社会の盲点とどう関係性を築き直すか? ●意識的に変化を生み出していく時代。重要なのは思考の癖を外していくプロセス。 ●「自然は物語の詰まった絵本のよう」。伝統航海カヌーの日本人初クルー・内野加奈子さんが語る人と自然の関わり ●「テクノロジーはここまで進んでいる」。キーマンたちが語る、今と決して遠くない未来のこと。 ●「地球をなおすリーダーシップ」。私たちはどうやって「ワールドシフト」させればいいのか ●欲深さと、お金の流れと、未来。「新しい経済」をつくるために私たちが今考えていること。 ●イノベーションは「破壊」か「創造」か。私たちの対角線上にある価値とは。
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登壇者
井上英之、大室悦賀、高橋俊宏、塩浦政也、矢島里佳、前野隆司、米良はるか、柳澤綾子、端羽英子、下河原忠道、太刀川英輔、小倉ヒラク、千葉伸一、田村大、黒井理恵、筧裕介、渡邊さやか、留目真伸、竹林一、内田由紀子、岩井睦雄、三木貴穂、本木時久、河崎保徳、紺野登、鳥屋尾優子、比屋根隆、梶川文博、清原博文、村上豪英、川路武、杉下智彦、山崎暁、松浦由佳、石田真廉、小島健嗣、山岸卓視、澤谷由里子、沖本尚昭、當間一弘、深堀昂、丸幸弘、小出直史、井上有紀、井上浄、阿部裕志、柳瀬博一、秋山弘子、市川文子、井口奈保、須藤潤、塩瀬隆之、麻生要一、櫻本真理、柏谷泰行、坂本大典、日下部奈々、稲場圭信、内野加奈子、佐分利応貴、砂川玄志郎、高倉葉太、小野直紀、安藤健、田端将伸、田口一成、占部まり、谷崎テトラ、田崎佑樹
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Credit
2021年12月21日第1版 第1刷
著者:NPO法人ミラツク
発行人:西村勇哉
発行:NPO法人ミラツク 京都府京都市下京区朱雀正会町1-1-504
info@emerging-future.org https://emerging-future.org
記事執筆者:赤司研介・北川由依・小久保よしの・近藤快・庄司里紗・杉本恭子・平川友紀・増村江利子
編集:赤司研介
編集協力:青木志保子・青山勝彦・宇野茉莉花・尾澤雄青・草刈麻衣・高本茉弥・浜田真弓・ヘメンディンガー綾・増村江利子
装丁・組版:中家寿之・村澤萌々花
撮影:馬場加奈子・新田理恵・廣川慶明
印刷・製本:有限会社修美社